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第21号(2019)
〈巻頭言〉
移民受け入れ国になった日本で専門日本語教育ができること (p.1)
深澤のぞみ
〈特集〉「日本語学習者が日本研究者になるまで」
特集企画「日本語学習者が日本研究者になるまで」について (p.2)
池田隆介、村岡貴子、山路奈保子
日本学者が現場で抱える日本語関連の諸問題
―農村地域研究の経験からの一考察― (pp.3-8)
Tolga Özşen(トルガ オズシェン)
空手道が導いた私の日本研究
―ドイツから日本へ― (pp.9-12)
BITTMANN, Heiko(ビットマン ハイコ)
日本語教育の道を歩んできて(pp.13-20)
S.M.B.T.Rambukpitiya(S.N.B.T.ランブクピティヤ)
〈論文〉
小説の文章理解における登場人物を指示する要素の読み誤り
―英語・韓国語・中国語を母語とする大学生を対象にした調査― (pp.21-28)
藤原未雪
講義中に示された具体例に対する日本語学習者の理解の様相の分析
─中国語、ベトナム語母語話者のノートトテイキングから─ (pp.29-36)
田中啓行
中国人留学生と日本人社員への意識調査から見たビジネス日本語教育の在り方
―対話による異文化コンフリクトの解決を目指して― (pp.37-44)
安部陽子
〈報告〉
論理的思考力養成を目指した日本語教育と数学教育の連携授業
―日韓プログラム予備教育の事例から― (pp.45-52)
太田亨、菊池和徳
中国人留学生の学術レポート執筆不安とその変化
―学習背景の違いに着目して―(pp.53-60)
田佳月
医学部留学生を対象とした医学日本語授業の実践
―医学教員との連駅による日本語教育の取り組み―(pp.61-68)
品川なぎさ、稲田朋晃
動詞にみる医学用語の特徴
―BCCWJとの比較から見えること―(pp.69-76)
三枝令子、丸山岳彦、庵功雄、松下達彦、石川和信、小林元、品川なぎさ、稲田朋晃、山本一晃、遠藤織枝
第22号(2020)
〈巻頭言〉
専門日本語教育としての日本語教授法 (pp.1-2)
深澤のぞみ
〈寄稿〉
コロナ禍を転じて福となす (pp.3-8)
山崎信寿
クラウドソーシングの言語表現
―ビジネス日本語研究におけるAI技術の活用― (pp.9-16)
浅井達哉、横野光、柳瀬隆史、岩崎拓也、井上雄太、田中啓行、石黒圭
「専門日本語教育学会と関連性が高いテーマ」とは何なのか
―『専門日本語教育研究』掲載論文の研究テーマを基に― (pp.17-24)
中川健司
〈論文〉
学習者言語が日本語学術共通語彙の理解に与える影響
―中国語母語、中朝バイリンガル、韓国語母語、非漢字圏の学習者を比較して― (pp.25-32)
松下達彦、佐藤尚子、笹尾洋介、田島ますみ、橋本美香
〈報告〉
マンガ専門科目における留学生の日本語理解度調査(pp.33-40)
宿利由希子、住田哲郎、小柴裕子
農場で求められる日本語
―ベトナム人技能実習生に着目して―(pp.41-48)
重田美咲
第23号(2021)
〈巻頭言〉
「多様性」再認識のその先へ (p.1)
村岡貴子
〈論文〉
理系中国人留学生による学士課程でのライティングを通じた学びのふりかえり (pp.3-10)
大島弥生
デジタル社会における学部留学生に対する読書リテラシーの授業実践 (pp.11-18)
脇田里子
医学語彙テストの開発と評価 (pp.19-26)
稲田朋晃、品川なぎさ、丸山岳彦、松下達彦
看護師の語りから見た業界用語の使用上の課題
―問題発生の原因解明を目指して― (pp.27-34)
ポポヴァ エカテリーナ
〈報告〉
法学講師と日本語講師の連携の振り返り
―SCAT分析から見えてきたこと― (pp.35-42)
宮島良子、レイン幸代、金村マミ
学術論文の序論作成指導におけるムーブ分析の応用 (pp.43-50)
永井敦、柳本大地
初年次日本語専攻生向けのアカデミック・ライティング教育実践 (pp.51-58)
楊秀娥
レポート・ライティング成功者はいかに書いたか
―取り組みへの意識と意識化のきっかけに注目して― (pp.59-66)
中村かおり
留学生の母国でのプレゼンテーション教育に関する調査
―カリキュラム開発への基礎研究― (pp.67-74)
福良直子
ノンネイティブ教師のためのオンライン研修の成果と課題
―対話を重視したコロナ禍での教師研修― (pp.75-82)
須摩亜由子、石山友之
化学基礎分野の漢字教材開発に向けて
―高専タイ人留学生の初年次教育を対象に― (pp.83-90)
杉山暦、久保田育美
活動型ビジネス日本語教育への展開と課題
―ベトナム人教師研修の観点から― (pp.91-98)
近藤彩、桑原和子、NGUYEN THI HUONG TRA、DANG THAI QUYNH CHI、池田玲子
南米日系人が介護士として就労定着するプロセス
―インタビュー調査の質的分析から― (pp.99-106)
烏山房恵
第24号(2022)
〈巻頭言〉
個人と社会の変容の傍らで (p.1)
村岡貴子
〈論文〉
医療現場における業界用語の機能
―看護業務上の使用意義の追究― (pp.3-10)
ポポヴァ エカテリーナ
受験者の解答過程から見る医学語彙テストの妥当性
―実質的要素に着目して―(pp.11-18)
稲田朋晃、品川なぎさ、柳村裕
クラウドソーシングの発注文書における業務内容指示の言語表現
―「ください」「いただきます」を中心に―(pp.19-26)
田中啓行
日本語卒業論文の冒頭章の構成要素の分析
―非母語話者の論文作成支援を目指して― (pp.27-34)
孫守乾
ケース学習における教師ファシリテーション
―教師発話に着目して― (pp.35-42)
多田苗美、近藤彩
〈報告〉
留学生のための基礎的専門語の5分野比較
―経済・数学・物理・化学・生物を対象に―(pp.43-50)
小宮千鶴子
大学院ゼミの質疑応答談話における発言者の「質問」の特徴
―コメントとの関連からの検討―(pp.51-58)
徐煉
経営分野の論文における「となっている」の用法と談話機能の分析
―論文の読解および作成の支援を目指して― (pp.59-66)
新實葉子、中嶌容子、松本理美、大島弥生
日本留学試験読解コーパスの作成と分析
―非漢字圏高等教育機関進学希望者への支援を目的として― (pp.67-74)
林希和子
日本語教員がライティング指導に感じる難しさ
―指導経験年数に着目して― (pp.75-82)
鎌田美千子、坪根由香里、副田恵理子、脇田里子、村岡貴子
第25号(2023)
〈巻頭言〉
研究・教育をどう捉え、未来へ橋渡しするか (p.1)
村岡貴子
〈論文〉
日本語学習者のアカデミック・ライティングにおける引用の使用上の課題
―中国人学習者の事例分析から― (pp.3-10)
劉東
人文系学部に在籍する中国語母語話者の発話における副詞の使用数・難易度・上位語の推移(pp.11-18)
中原郷子、安田眞由美
人文系研究発表における質疑応答発話の特徴
―発話文末に注目して―(pp.19-26)
宮永愛子、舩橋瑞貴
理工系研究室におけるコミュニケーションの実態
―交感的コミュニケーションに注目して― (pp.27-34)
居關友里子、生天目知美
作動記憶容量が日本語文のディクテーション時における音韻保持と意味処理に及ぼす影響
―筆記再生開始時点を操作した実験的検討― (pp.35-42)
邵雲彩
〈報告〉
日本語教育と専門教育の接続に関する可能性と課題の探索
―小規模大学の専門教員のインタビュー分析―(pp.43-50)
阿久澤弘陽、岡村佳代、黒﨑佐仁子、前川孝子
アスリート留学生のための日本語教育構築に向けて
―日本人部員へのインタビュー調査の質的分析から―(pp.51-58)
正宗鈴香
音楽の作品制作における留学生と専門教員の認識
―インタビューの語りの分析から― (pp.59-66)
小笠恵美子
医学部留学生を対象とした内容重視の日本語教育実践
―日本語中級レベルの学生を対象として― (pp.67-74)
山口真葵
教育系の論文・報告における複合格助詞「によって/により」の出現状況と読むための手がかり(pp.75-82)
桑原陽子
〈教材開発〉
Web 教材『外国人のためのわかりやすい医学用語』の開発(pp.83-90)
三枝令子、稲田朋晃、品川なぎさ、丸山岳彦、松下達彦、遠藤織枝、山元一晃、庵功雄、吉田素文、鈴木知子、赤津晴子、桜井亮太、矢野晴美
「やさしい日本語でまなぶ介護専門用語集」の開発と拡充
―介護福祉士国家試験を目指す外国人介護労働者を対象として―(pp.91-98)
布尾勝一郎、中川健司、角南北斗
中国の日本語専攻生向けのアカデミック・ライティング教材の開発およびその課題(pp.99-106)
楊秀娥、董芸、田佳月、費暁東
〈書評〉
太田亨・安龍洙・村岡貴子・門倉正美編『日本で学ぶ理工系留学生 ―教育・研究・留学生活』(pp.107-108)
西谷まり
村岡貴子編著『大学院留学生への研究支援と日本語教育―専門分野の違いを超えて』(pp.109-110)
池田隆介
喬曉筠著『日本語のビジネス・コミュニケーションの研究 ―接触場面の「依頼」と「断り」の交渉術』(pp.111-112)
生天目知美
俵山雄司編 現場に役立つ日本語教育研究4『自由に話せる会話シラバス』(pp.113-114)
青木優子